ジュリアン・オピー 展 「Films and Paintings」
2005年5月12日(木)- 6月18日(土)
ニューヨークで公開中のパブリックプロジェクトやロックスターとのプロジェクトを通してますます注目されるジュリアン・オピーは日本では電通本社のロビーの作品や東京国立近代美術館の「連続と侵犯」展参加などで人気を博しています。
5年ぶりの日本での個展となる本展では、昨年進めてきたプロジェクトのうち、日本人のカップルを題材にしたポートレイトのシリーズがアニメーションフィルムとペインティングの形で発表されます。以前のポートレイトのシリーズが単純に題材の顔をオピーの表現言語で作品化したことと異なり、近年の人物の題材とした作品は題材との距離に遠近をとり、あるいは題材とコミュニケーションをとりながら作品を作ることによって作品自体に新たな存在感を与えようとしているようです。
展覧会ではこの他、各地を旅するごとに撮りためた風景写真を題材にしたランドスケープペインティング、LEDスクリーンを使用した新作彫刻などを展示する予定です。